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2007.03.07

柳川吊るし雛 さげもんめぐり(北島家)

P10704761水郷で有名な柳川の街に吊るし雛が飾られるといよいよ春の到来です。 3月3日はお雛様でしたが、柳川の吊るし雛、さげもん祭りはこれからの週末にもイベントがめじろ押しです。今年の「さげもんめぐり」は2月11日から4月3日まで開催されます。

P10705131 柳川のひな祭りは、「さげもん」と呼ばれる吊るし雛がひな壇の両脇に飾られます。さげもんの由来は江戸時代の中期頃にさかのぼり、奥女中が着物の残り布で人形や琴爪入れなどを作り吊るしたのが始まりだとか。

P10705351 この期間中二ヶ所の商店街は趣向を凝らしたお雛様を店先に飾り、道行く人の目を楽しませてくれます。ただ撮影禁止のお店もあるので注意しなくてはいけません。撮影禁止の張り紙がなくても必ずことわってから撮影します。

P10705511 さげもんを吊るすと、お雛様はますます豪華になりますが、さげもんの数は51個と決められています。人生50年だった頃、子供の健やかな人生を願い、1年でも多く長生きするようにと縁起のいい奇数になったともいわれています。子供の健康を祈って一針一針縫った親心もよく解ります。

→こちらは鰻屋さんの店先

↓6日、私がお邪魔したのは米穀店を営む北島さんのお宅です。

P107058511_1北島さんご夫妻は見知らぬ客を家の中に入れてくださり、お茶まで出してくださいました。ひっきりなしにさげもんめぐりの人が訪れるのでご夫婦は席を温める暇もありません。見ず知らずの者に親切に説明してくだって本当にありがたかったですね。お陰でいい時間を過ごすことができました。

P10706181上は娘さんの初節句のときに購入されたお雛様。もちろんすばらしいさげもんも飾られていました。北島家では屋内に大きな三つのお雛様が飾られていましたが、その中でも時代物のお雛様がこれです。由緒あるお雛様で、周囲にさりげなく置かれた年代を感じさせる箪笥(お雛様の後ろ)や着物がお雛様の気品をいっそう引き立てていました。代々伝わるお雛様や品物をこうして飾ってお披露目するのもいいものですね! こちらまでほのぼとした気分になります。

Pict10231  親は初節句のときに縁起物を吊るして女の子の無病息災、良縁や幸せな人生を願うのですが、このさげもんには基本的な飾り方があるようです。

上に飛ぶもの、中間に山のものや木になるもの、下に水中のものを飾るようです。それぞれのものには親の願いが込められいるんですね。

P10706901おとなしく雪山を元気に駆け回るようにとウサギを作り、華やかに着飾ってお嫁に出したいという気持ちは蝶に込められています。這い人形は無事にはいはいできるようになった親の喜びの表れですね。北島家のさげもんは古代布で作られたもの。古代縮緬などすばらしいものでした。しかも専門家が制作されたそうです。

Pict10391_2

そしてさげもんをひときわ華やかにするのが色とりどりの柳川マリ。赤、黄、緑など鮮やかな糸で縫われています。袋物といっしょに飾られる柳川マリですが、大きいマリは直径15C、小いマリは6Cあります。袋物を縫うよりマリを巻く方がはるかに手間がかかりますが、やはりさげもんに柳川マリは欠かせません。

Pict09811_2

さげもんは母親が全部作るわけではありません。柳川では初節句のときに親戚の女性がお祝いに贈る習慣があるそうです。女の子の成長を願って親戚の者が手作りのさげもんを贈る、何ていい習慣なのでしょう!

Pict11651

←北島家に代々伝わる時代物のさげもん人形。

Pict11831

→こちらも時代物の柳川マリ。

P107052711

ここ数日福岡は冬に逆戻りですが、冬の柳川では川下りをこたつのあるコタツ船でします。さげもんめぐりのあと、ゆったりと川をくだるのもいいものですね!

※今年のソメイヨシノの開花は福岡が九州のトップを切って今月の20だそうです。

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コメント

こんばんは。
良いお宅を訪問されましたね。綺麗ですねー。いくら見てても見飽きない風情があります。
親切にお迎え下さったとのこと、羨ましいです。
これも、瑠璃さんの人柄によるものでしょう。必ず挨拶するのは当然こととはいえ、そういう者が少なくなってきています。皆がそうすることによって写真も撮りやすくなるんでしょうけど・・・
私も先日、中伊豆の吊るし雛を見てきました。
こちらは、二メートルぐらいの長さで天井から何本も吊るされていて、やはり、圧巻でした。
ただ、古いものが多くやや色が褪せていました。
今はもう作れる人が少なくなってしまったそうです。美しい伝統は残したいものだとしみじみ感じました。

♪イソップさん
中伊豆の吊るし雛は2メートルもあるのですか! 豪華でしょうね。柳川の北島さんは本当に親切でした。お庭にも気配りをしていて、さげもんにかけるご夫妻の熱意を感じました。こういう習慣はいいですね。柳川もさげもんを教える先生が少なくなったそうです。

色彩豊かで目の保養になりますね。
「さげもん人形」いい。
うちにも姉がいたので雛人形を飾ったことがありますが、昔の思い出です。
柳川と言えば廃市」。九州出身の友人知人はけっこういるけど、柳川から来た人はすごい訛りがひどかった記憶があります。九州弁でも独特なのかな?

♪ryoiさん
おはようございます。コンデジの設定を曇りのまま撮ったのが心残りです。お雛様にうまくピントが当たってないの。室内の撮影はあまりやったことがないのでちょっと心配でしたね。
柳川の廃市って知らないけど有名なの? 田舎は車がないと不便かバイ。私は柳川の言葉がそんなに市内と違うって思わなかったけど。

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